どの大学の卒業生がビューティ&ウェルネス専門職大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先としてビューティ&ウェルネス専門職大学(学校法人ミスパリ学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。​​​‌‌‌​​‌​​​​‌‌​‌​‌‌​​​‌‌‌‌​‌‌‌‌‌​​‌‌‌​​​‌​​​‌‌​‌‌​​‌‌‌​​​​​​‌​‌

大学が公表していること[1] [2] [4]

ビューティ&ウェルネス専門職大学は、職員の出身大学や出身学部を公表していません。公式サイトには、先輩職員の声や職員紹介のページも見当たりません。採用情報のページにあるのは、募集をしていないという案内だけです。[1] [2]

  • 職員の人数:専任21名、非常勤14名(2026年5月1日現在。2025年度事業報告書)
  • キャリア支援センター:2025年10月1日から専任職員2名が着任し、非常勤職員1名とあわせて3名体制。3名ともキャリアアドバイザーの資格を持つ(同じ事業報告書)
  • 専門の資格を持つ職員の配置:キャリア支援センター(キャリアコンサルタント資格者)、学生相談室、附属図書館(司書)など(2025年度自己点検・評価報告書)
  • 職員の出身大学・学部:公表なし
[4] [3]

開学は2023年4月で、2026年4月に開学4年目を迎えたばかりの大学です。情報公開のページでも、卒業者数と就職と進路状況の欄は「準備中」となっています。[4] [2]

大学と法人が職員について書いていること(引用)

公式サイトには、職員の求める人物像を書いたページはありません。職員について大学がまとまって書いているのは、2026年3月に出した2025年度自己点検・評価報告書の「大学運営」の章です。[3]

この章は、事務組織について、学長室、学務・キャリア支援課、総務課、入試課、研究協力・産学連携課を置き、「配置された事務職員が大学の運営及び教育研究活動の支援にあたっている。」と書いています。業務の分担と業務量を見た人員の配置は、法人事務局が調整すると説明しています。[3]

研修で身につける力として挙げているもの[3]

同じ章は、事務職員だけでなく教員や技術職員も対象にしたスタッフ・ディベロップメント(SD、職員の研修)の項目を並べています。その中に、教職員として求められている力として「リーダーシップ能力、マネジメント能力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、危機管理能力、政策提案・実現能力、問題解決能力及び事務処理能力等」が挙がっています。ほかに、職員のスキルアップに役立つ資格の取得や、業務の見直し・事務処理の改善も研修の項目です。[3]

法人の教育理念[4] [6]

学校法人ミスパリ学園の教育理念は「美しく聡明で品格あるプロフェッショナルの育成」です。2025年度事業報告書は、その意味として、聡明とは「相手がしてほしいことを理解し」気の利くサービスが提供できることだと書いています。学長は大学のページで、「私たち教職員は、一人ひとりの学生がその資質・能力を十分に伸ばし、実社会で活躍できるよう、全学一丸となって応援します。」と書いています。[4] [6]

採用の仕組み。専任職員は法人事務局が募集要項を作って公募する

ビューティ&ウェルネス専門職大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。大学を設置する学校法人ミスパリ学園が職員を採用します。[3] [4]

自己点検・評価報告書が書いている採用の流れ[3]

2025年度自己点検・評価報告書は、職員の採用を「ビューティ&ウェルネス専門職大学教職員任用規程」で定めているとしたうえで、流れをこう書いています。「専任職員を採用するにあたっては、法人事務局総務課が法人事務局長とともに理事長の了承のもと、募集要項を作成し、ホームページや求人情報サイトに掲載し、公募している。」[3]

審査については「応募者の書類・面接審査は、法人事務局長、大学事務局長を中心に実施している。」とあります。公表されている選考の段階は、書類の審査と面接の審査です。筆記試験や適性検査の有無、面接の回数は書かれていません。[3]

報告書から分かる専任職員の採用の流れ(2025年度自己点検・評価報告書より)
段階担当内容
募集要項の作成法人事務局総務課と法人事務局長(理事長の了承のもと)募集要項を作る
公募法人ホームページや求人情報サイトに掲載する
書類の審査法人事務局長、大学事務局長が中心応募書類を審査する
面接の審査法人事務局長、大学事務局長が中心面接を行う
[3]

採用情報のページの今の表示[1]

2026年9月27日時点で、公式サイトの採用情報のページには「現在、募集は行っておりません。再開の際は本ページにてお知らせいたします。」とだけ書かれています。職員の募集も教員の募集も、このページには載っていません。募集を再開するときはこのページで知らせる、というのが大学の案内です。[1]

グループ会社の新卒採用は、大学の職員採用とは別[9] [10]

大学のサイトにある専門学校や法人の案内から辿れるミス・パリ・グループの採用サイトには、2027年3月に大学院修了・4年制大学卒業見込みの人を対象にした新卒採用が載っています。ただし採用企業は株式会社ミス・パリなどのグループ会社で、職種はエステティシャン・パーソナルトレーナーとレセプショニストです。大学の事務職員の募集ではありません。[9]

同じ採用サイトの社員インタビューには、2011年にグループへ入社し、「現在は、グループが運営する学校法人の校長職に就いています。」という人が紹介されています。グループ会社に入った人が学校法人の仕事に就く例があることは分かりますが、新卒で入った人が大学の事務局に配属されるかどうかは書かれていません。大学の職員を目指すなら、まず大学の採用情報のページを見るのが筋です。[10] [1]

職員の仕事。大学事務局の5つの部署と、法人事務局

情報公開のページにある学校法人ミスパリ学園の組織機構図では、大学に事務局と大学監査室が置かれています。大学事務局の部署と、法人全体の事務を受け持つ法人事務局の部署は次のとおりです。[5]

  • 大学事務局:学長室(教学企画室)、学務・キャリア支援課、総務課、入試課、研究協力・産学連携課
  • 大学の附属の組織:附属図書館、ビューティ&ウェルネス研究所
  • 法人事務局:理事長室、経営人事企画室、総務課、財務会計課、広報課
  • 法人が設置するほかの学校:ミス・パリ・ビューティ専門学校 東京校(東京都豊島区)、同 大宮校(さいたま市大宮区)。それぞれに教育課がある
[5] [4]

報告書に出てくる職員の仕事[4] [3]

2025年度事業報告書には、職員が関わった仕事がいくつも書かれています。学生募集では、オープンキャンパスを45日間実施し、そのうち38日間の小型のオープンキャンパスは広報課と入試課だけで運営しました。個別相談とオンライン説明会は曜日を決めず、「職員が対応できるときは全て予約が入れられる体制をとった。」とあります。[4]

就職の支援では、2025年10月にキャリア支援センターを専任職員2名と非常勤職員1名の3名体制に強め、2025年12月からエントリーシート対策講座や面接対策講座などを始めました。2026年1月からは、キャリア支援センターの職員とゼミの教員が連携して、全学生との面談を行っています。[4] [8]

大学運営では、教授会や各種委員会に職員が事務担当として参加し、学長が議長を務める運営会議には、事務局長、監査室長、総務課長も出席して審議や報告をしていると、自己点検・評価報告書は書いています。予算の執行状況は財務会計課が会計システムで管理しています。[3]

研修(SD)[4] [3]

2025年度は、2025年4月に他大学の講師を招いた入学志願者の確保についての研修会、2026年1月に大学での生成AIの使い方の研修会を、教員と職員の合同の研修(FD・SD研修会)として開きました。自己点検・評価報告書には、公益社団法人私学経営研究会のセミナーに関係部署の職員を参加させていることも書かれています。[4] [3]

応募できる条件と待遇。新卒向けの条件は公開されていない

2026年9月27日時点で、ビューティ&ウェルネス専門職大学の職員の応募資格、初任給、勤務時間、休日、採用予定数は公式サイトに公開されていません。採用情報のページは募集をしていないという表示だけで、過去の職員の募集要項も残っていません。[1]

2026年9月27日時点で公式サイトから分かること
項目状況
職員の募集なし(「現在、募集は行っておりません。」)
募集を再開するときの告知場所採用情報のページ
専任職員の募集方法法人が募集要項を作り、ホームページや求人情報サイトに掲載して公募(2025年度自己点検・評価報告書)
審査書類と面接。法人事務局長と大学事務局長が中心(同じ報告書)
昇格年度末の人事考課と連動し、所属長・法人事務局長・大学事務局長の推薦で理事長が決める。人事考課は昇給にも反映(同じ報告書)
新卒の応募資格・初任給・採用予定数公開されていない
[1] [3]

勤務地[7]

キャンパスは神奈川県横浜市都筑区牛久保3-9-3の1か所です。交通アクセスのページによると、東急田園都市線のたまプラーザ駅や横浜市営地下鉄のセンター北駅などから東急バスに乗り、「研究所前」で降りて徒歩5分。横浜市営地下鉄の中川駅からは徒歩14分です。法人事務局が大学と同じ所在地にあることは事業報告書に書かれていますが、職員が専門学校(東京・大宮)へ異動することがあるかどうかは書かれていません。[7] [4]

募集の時期。2026年9月時点で募集はなく、過去の日程も残っていない

ビューティ&ウェルネス専門職大学の公式サイトで、職員の募集日程を確かめられる資料はありません。2026年9月27日時点の採用情報のページは募集を行っていないという表示で、過去の募集の日付も載っていません。[1]

大学は、募集を再開するときは採用情報のページで知らせるとしています。また自己点検・評価報告書によれば、専任職員の募集要項はホームページに加えて求人情報サイトにも載ります。次の募集がいつ出るかは、この記事では推測で書きません。[1] [3]

募集の時期について公式に確かめられること(2026年9月27日時点)
項目状況
いまの募集なし
過去の募集の日程公式サイトに残っていない
再開の告知採用情報のページで知らせる
[1]

公開されている数字。職員は専任21名、学生は546人

数字は、2025年度事業報告書と2025年度自己点検・評価報告書に載っているものだけを並べます。[4] [3]

ビューティ&ウェルネス専門職大学の教職員数(2026年5月1日現在・2025年度事業報告書)
区分専任非常勤
教員49名33名
職員21名14名
[4]
学生の数(2026年5月1日現在・2025年度事業報告書)
区分人数
ビューティ&ウェルネス学科の在学生499人
ビューティサイエンス学科の在学生(2026年4月新設)47人
合計546人(収容定員868人、収容定員充足率62.9%)
2026年度の入学者179人(入学定員194人)
[4]

専任職員21名に対して在学生は546人です。単純に割ると、専任職員1人あたりおよそ26人の学生になります。大学事務局には5つの部署があり、キャリア支援センターだけで専任職員2名と非常勤職員1名がいます。[4] [3]

事業報告書は、開学以来3年続けて入学定員を満たしていないことも書いています。2025年度からビューティ&ウェルネス学科の入学定員を234人から194人に減らし、2026年4月にはその定員の一部を振り替えてビューティサイエンス学科を新設しました。学生募集は、職員の大きな仕事の1つです。[4]

30日でやること。採用情報のページを見張り、大学の今を知る

いまは応募できる職員の募集がないので、準備は次の募集を見逃さないことと、この大学が何に力を入れているのかを理解することが中心です。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば採用されるという意味ではありません。[1]

  1. 1〜3日目:公式サイトの採用情報のページをブックマークする。募集を再開するときはこのページで知らせると書かれている
  2. 4〜10日目:情報公開のページから2025年度自己点検・評価報告書を開き、「大学運営」の章(事務組織、職員の採用、SD)を読む
  3. 11〜17日目:2025年度事業報告書で、学生募集、キャリア支援センター、地域連携など、職員が関わる仕事の記述を拾い出す
  4. 18〜24日目:専門職大学という制度と、2つの学科の教育目的を整理し、ほかの大学とどこが違うかを自分の言葉で説明できるようにする
  5. 25〜30日目:募集が出たときに確かめる点(雇用の形、配属、勤務地、選考の段階)を書き出しておく
[1] [3] [4]

志望動機は、公開されている事実から組み立てます。2023年に開学した新しい大学で、3年続けて入学定員に届かず、定員を見直して学科を新設したこと。キャリア支援センターを強め、全学生との面談を始めたこと。報告書が研修で身につける力として、政策提案・実現能力や問題解決能力まで挙げていること。これらは大学が自分で書いていることなので、根拠のある志望動機になります。[4] [3]

美容やウェルネスの業界に関心があることは、この大学ならではの接点になります。ただし職員の仕事は、学生募集、就職支援、教務、総務、研究支援といった大学の運営です。業界への関心と、大学の事務をやりたい理由の両方を話せるようにしておくと、筋の通った志望動機になります。採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。[3] [5]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. ビューティ&ウェルネス専門職大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 採用情報のページの今の表示(「現在、募集は行っておりません。再開の際は本ページにてお知らせいたします。」。2026年9月27日確認)、所在地
  2. ビューティ&ウェルネス専門職大学 情報公開確認日:2026-09-27 / 学校法人ミスパリ学園の情報公開の方針、法人の情報(組織機構図・事業報告書など)への案内、データの欄(卒業者数と就職と進路状況は準備中)
  3. ビューティ&ウェルネス専門職大学 2025(令和7)年度 自己点検・評価報告書(2026年3月)確認日:2026-09-27 / 第10章 大学運営:事務組織(学長室・学務・キャリア支援課・総務課・入試課・研究協力・産学連携課)、教員と職員の協働、専門の資格を持つ職員の配置、職員の採用(専任職員の公募と書類・面接審査)と昇格、SDの項目と実施例
  4. 学校法人ミスパリ学園 令和7年度(2025年度)事業報告書確認日:2026-09-27 / 法人教育理念、設置する学校、沿革、学生数と教職員数(2026年5月1日現在)、入学者数、学生募集の取り組み、キャリア支援センターの体制強化、FD・SD研修会
  5. 学校法人ミスパリ学園 組織機構図確認日:2026-09-27 / 法人事務局(理事長室・経営人事企画室・総務課・財務会計課・広報課)、専門学校の教育課、大学の事務局と大学監査室、大学事務局の部署
  6. ビューティ&ウェルネス専門職大学 理事長・学長メッセージ確認日:2026-09-27 / 理事長メッセージ(3校の美容専門学校での教育を踏まえた開学)、学長メッセージ(教職員が全学一丸となって学生を応援する)
  7. ビューティ&ウェルネス専門職大学 交通アクセス確認日:2026-09-27 / キャンパスの所在地(横浜市都筑区牛久保)と、最寄り駅からのバス・徒歩の経路
  8. ビューティ&ウェルネス専門職大学 キャリア支援センター確認日:2026-09-27 / 入学から就職内定までのキャリア教育と就職支援の流れ、キャリア支援センターからのメッセージ
  9. ミス・パリ・グループ 採用サイト 募集要項確認日:2026-09-28 / グループ会社(株式会社ミス・パリ等)の新卒採用の募集要項(2027年3月卒業見込み、総合職のエステティシャン・パーソナルトレーナーとレセプショニスト)。大学の職員募集ではないことの確認用。確かめた経路:大学サイトの法人・専門学校の案内からグループサイト
  10. ミス・パリ・グループ 採用サイト 社員インタビュー確認日:2026-09-28 / グループが運営する学校法人の校長職に就いている社員の紹介(2011年入社)