どの大学の卒業生が秋田大学の職員になっているか
他大学が公表している2022年度以降の進路資料では、就職先として秋田大学(国立大学法人秋田大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、国立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。[1]
岩手大学の令和3(2021)年度の卒業生の進路先一覧には、進路先として「国立大学法人 秋田大学」が載っています。ただ2022年度より前の資料で、職種も書かれていないため、数えていません。[12]
秋田大学が公表していること
秋田大学の職員採用のページには、職員の出身大学の一覧はありません。公表されているのは、採用の方法と、仕事の内容、研修、よくある質問への答えです。[1] [4] [5] [6]
- 新卒の入口は2つ:秋田大学独自採用選考/国立大学法人等職員採用試験(東北地区)
- 独自採用選考の応募資格は、卒業・修了見込みか最終学歴の卒業・修了後5年以内であることと、協調性・意欲・基本的なPC操作。4年制大学のほか大学院・短期大学・高専・専門学校・高校も対象
- 事務系職員は通常3年を目処に人事異動があり、配属先の希望は毎年確認している
- 弘前大学・岩手大学との北東北三大学間の人事交流や、秋田県・文部科学省などとの人事交流がある
秋田大学が求める人物
令和9年度採用の募集要項は、応募資格として卒業・修了の時期に加えて「協調性に富み,職務に対する意欲が高い者。」と「基本的なPC操作(Word,Excel)ができる者」を挙げています。[3]
よくある質問のページでは、仕事に役立つ資格について、事務系職員はWord、Excel、PowerPoint、一太郎を主に使うので最低限のPCスキルは必要だが、特に必要な資格はないと答えています。[6]
業務内容のページは、大学の業務は多岐に渡り、採用後は様々な部署を異動しながら経験を積むことになると説明しています。1つの専門を深めるより、いろいろな部署で経験を重ねる人を想定した書き方です。[4]
採用の仕組み。独自選考と統一試験の2つ
秋田大学の採用ページは、国立大学法人への移行後、職員の採用は国立大学法人等職員採用試験の合格者の中から行うと説明し、「国立大学法人秋田大学に就職を希望される方は、第1次試験は東北地区(各試験地)で、また第2次試験は秋田大学で受験することになります。」と書いています。続けて「その他、秋田大学独自の採用試験を実施する場合もあります。」とあります。[1]
入口1:秋田大学独自採用選考
令和9年度採用の事務系職員(常勤・任期なし)の募集は、次の3段階でした。教養試験のような筆記試験はなく、適性検査はオンラインで所要時間20分程度です。[2] [3]
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 応募 | 応募フォームから登録し、書類提出用URLから提出。令和8年5月21日17時まで |
| 第1次試験 | 書類選考。本学指定のエントリーシート(写真データ貼付)と最終学歴の成績証明書(卒業見込み者は在学中の学歴の成績で可) |
| 第2次試験 | 集団面接(Web面接)。6月2日〜4日のいずれか(予定) |
| 第3次試験 | 適性検査(オンライン、20分程度)と個別面接。個別面接は6月11日〜16日のいずれか(予定) |
| 内定通知 | 第3次選考の後、6月下旬頃の予定 |
入口2:東北地区国立大学法人等職員採用試験
もう1つの入口は統一試験です。令和8年度は5月8日〜5月22日に受験申込を受け付け、第一次試験は6月28日、合格発表は7月16日でした。第一次試験は平成25年度から受験者全員に教養試験のみを実施していると説明されています。秋田市の会場は秋田大学の一般教育2号館(手形キャンパス)でした。[8] [9]
第一次試験の合格者は、各機関の第二次試験を受けます。事務系(事務)の第二次試験は小論文/集団面接/面接考査等で、各機関が個別に日程を設定します。第二次試験は複数機関を受験することができますが、内定を承諾できるのは1機関のみと書かれています。[8]
職員の仕事と異動
令和9年度採用の募集要項では、事務系職員の仕事を、大学本部の課又は各部局の事務部で総務、人事、広報、評価、学術研究、情報推進、教育・学生支援、社会貢献、国際交流、財務会計、医療支援等の業務に従事すると説明しています。[3]
業務内容のページでは、仕事を系統に分けて紹介しています。総務・人事系(入学式・卒業式、教職員の給与や採用、広報誌やホームページ)、研究協力系(外部資金、共同研究)、国際系(留学生のサポート、海外派遣支援)、図書・情報系(図書館資料、学内システム、情報セキュリティ)、学務系(学生の募集から入学・卒業・就職まで)、社会貢献系(公開講座、高校への出前授業)、財務・経理系(予算・決算、契約)、施設系、そして各学部の事務です。医学部には医事課があり、外来・入院患者に関する事務も担当します。[4]
異動と人事交流
よくある質問では、事務系職員は通常3年を目処に人事異動があり、配属先は毎年希望を確認しているものの、全ての希望にそうことは難しいと答えています。人事交流として、弘前大学・岩手大学との北東北三大学間の交流や、秋田県、文部科学省、日本学術振興会等の外部機関との交流があります。[6]
東北地区の勤務条件のページも、事務職員は概ね2〜3年ごとに他の部局への人事異動を行い、文部科学省へ研修生として一定期間勤務することも可能だと説明しています。[11]
研修
職員研修のページによると、必修の役職別研修として、新採用職員研修、採用後2年〜3年目の職員が対象のフォローアップ研修、管理職等職員研修があります。希望制の目的別研修には、海外派遣研修、語学研修、放送大学の授業科目を1科目受講できる放送大学活用研修、秋田県自治研修所の研修を受講できる能力開発研修があります。若手職員の勉強会の運営経費の一部支援や、TOEICの受験費用の補助もあると書かれています。[5]
応募できる条件と待遇
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 勤務形態 | 常勤(任期なし)。勤務地は秋田市手形学園町の国立大学法人秋田大学 |
| 応募資格 | 令和9年3月に4年制大学、大学院、短期大学、高専、専門学校及び高校を卒業・修了見込みの方、又は応募時点で最終学歴卒業・修了後5年以内で、令和9年4月1日から勤務が可能な者。協調性・意欲、基本的なPC操作 |
| 初任給 | 232,000円〜268,300円(国立大学法人秋田大学職員給与規程に基づき、学歴、職歴等により決定) |
| 手当・昇給 | 扶養手当、通勤手当、住居手当、超過勤務手当など。昇給は各年の1月1日に勤務成績に応じて |
| 賞与 | 年2回(夏季・冬季)、支給月数合計4.65月 |
| 勤務時間 | 8:30〜17:00(7時間45分)、休憩時間12:15〜13:00。時間外勤務又は休日勤務を命ずる場合がある |
| 休日 | 土・日曜日、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日)。年間休日数125日 |
| 休暇 | 年次有給休暇(令和9年4月1日採用の場合、採用時15日、以後1月1日に最大20日)、特別休暇(夏季休暇、産前産後休暇、介護休暇など) |
| 社会保険 | 文部科学省共済組合、雇用保険、労働災害保険 |
働き方
よくある質問では、年次有給休暇のほかにお盆の時期の夏季一斉休業や計画年休、7月から9月にかけて3日間取得可能な夏季休暇などがあり、長期の休暇は比較的取りやすい環境だと答えています。残業については、入試や履修登録、決算などの時期は忙しくなることがあるものの、「年間を通して恒常的に残業があるということはほとんどありません。」と書いています。宿舎は秋田市内6カ所にあり、空きがあれば利用できます。[6]
募集の時期
令和9年度採用の秋田大学独自採用選考(事務系職員)の応募は、令和8年(2026年)5月21日17時で締め切られています。集団面接は6月2日〜4日、個別面接は6月11日〜16日の予定で、内定通知は6月下旬頃の予定と書かれていました。[2] [3]
令和8年度の東北地区国立大学法人等職員採用試験は、受験申込が5月8日〜5月22日、第一次試験が6月28日、合格発表が7月16日、合同説明会が7月25日・26日でした。この年度の受験申込も締め切られています。[8]
公開されている数字
秋田大学 統合報告書2025の「数字で見る秋田大学」によると、学生数は5,170人(学部4,326人、大学院809人)で、5学部・5大学院・1専門職大学院があります。[7]
同じ報告書の「人的資本マネジメント」では、教職員数は1,859人で、そのうち教員が616人、事務・技術系職員等が809人です。[7]
東北地区の採用予定者数のページ(令和8年7月30日現在)では、秋田大学の採用予定者数は事務3、図書1、技術系の小計4で、総計8と載っています。[10]
独自採用選考のページでは、令和9年度採用の事務系職員が5名程度、令和8年度採用の社会人経験者採用の事務系職員が5名程度、図書系職員が1名の募集として掲載されています。[2]
30日でやること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1〜4日目:秋田大学の採用ページで、独自採用選考と統一試験の両方の案内を読み、自分がどちらを受けるか(両方か)を決める
- 5〜9日目:業務内容のページを読み、関心のある系統を2つ選んで、なぜその仕事をしたいかを書き出す
- 10〜14日目:募集要項の「協調性」と「職務に対する意欲」に合う経験を、グループで何かを進めた場面から1つ探す
- 15〜18日目:エントリーシートの下書きを作り、成績証明書の取り寄せ方を確かめる
- 19〜24日目:集団面接と個別面接に向けて、志望理由と経験の話を声に出して1分・3分で話す練習をする
- 25〜27日目:統一試験も受けるなら、教養試験の例題を解いて出題形式に慣れる
- 28〜30日目:3年を目処の異動や北東北三大学間の人事交流がある働き方が自分に合うかを考え、面接で聞かれたときの答えを用意する
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、秋田大学の採用ページ・募集要項・統合報告書と東北地区国立大学法人等職員採用試験のページで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の要項を確認してください。自分の経験をどう話に組み立てるかで迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 秋田大学 事務・技術・図書系職員の募集確認日:2026-09-27 / 国立大学法人秋田大学への就職は、国立大学法人等職員採用試験の合格者の中から行う(第1次試験は東北地区の各試験地、第2次試験は秋田大学)。秋田大学独自の採用試験を実施する場合もある
- 秋田大学 秋田大学独自採用選考による募集確認日:2026-09-27 / 令和9年度採用 事務系職員(常勤・任期なし)5名程度・採用開始日令和9年4月1日・選考(第1次 書類選考:エントリーシートと最終学歴の成績証明書、令和8年5月21日17時までにアップロード/第2次 集団面接(Web面接)6月2日〜4日のいずれか/第3次 適性検査と個別面接 6月11日〜16日のいずれか)。令和8年度採用(社会人経験者採用)事務系職員 5名程度、図書系職員 1名の募集もあわせて掲載
- 秋田大学 令和9年度採用 秋田大学事務系職員の募集について(募集要項)確認日:2026-09-27 / 採用職種(事務系職員。大学本部の課又は各部局の事務部で総務、人事、広報、評価、学術研究、情報推進、教育・学生支援、社会貢献、国際交流、財務会計、医療支援等の業務)、募集人員5名程度、応募資格(令和9年3月に4年制大学・大学院・短期大学・高専・専門学校・高校を卒業・修了見込みの方又は最終学歴卒業・修了後5年以内、協調性、PC操作)、勤務時間(8:30〜17:00、7時間45分)、年間休日数125日、初任給232,000円〜268,300円、賞与年2回 支給月数合計4.65月、年次有給休暇(採用時15日、以後1月1日に最大20日)、募集期間(令和8年5月21日17時まで)、選考内容、内定通知(6月下旬頃)
- 秋田大学 業務内容確認日:2026-09-27 / 採用後は様々な部署を異動しながら経験を積む。総務・人事系、研究協力系、国際系、図書・情報系、学務系、社会貢献系、財務・経理系、施設系、学部事務、教育・研究支援系技術職員の主な業務
- 秋田大学 職員研修確認日:2026-09-27 / 役職別研修(必修:新採用職員研修、フォローアップ研修(採用後2年〜3年目)、管理職等職員研修)、国立大学協会東北地区支部主催の階層別研修、目的別研修(希望制:海外派遣研修、語学研修、放送大学活用研修、能力開発研修)、自己啓発支援、TOEICの受験費用の補助
- 秋田大学 職員採用 Q&A確認日:2026-09-27 / ワークライフバランス(夏季一斉休業、計画年休、7月から9月にかけて3日間取得可能な夏季休暇)、職場の雰囲気(事務系職員は通常5〜7名程度のグループ)、残業、異動(事務系職員は通常3年を目処)、人事交流(弘前大学・岩手大学との北東北三大学間、秋田県、文部科学省、日本学術振興会等)、宿舎(秋田市内6カ所)、役に立つ資格
- 秋田大学 統合報告書 2025確認日:2026-09-27 / 「数字で見る秋田大学」の学生数(5,170人。学部4,326人・大学院809人)、5学部・5大学院・1専門職大学院、「人的資本マネジメント」の教職員数(1,859人。教員616人、事務・技術系職員等809人)
- 東北地区国立大学法人等職員採用試験 試験情報(採用までの流れ)確認日:2026-09-27 / 令和8年度の受験申込(5月8日〜5月22日、インターネット受付のみ)、第一次試験6月28日(試験地は東北地区に限らず選択可、受験者全員に教養試験のみ)、合格発表7月16日、合同説明会7月25日・26日(WEB開催予定)、第二次試験の内容(事務系(事務)は小論文/集団面接/面接考査等)、第二次試験は複数機関を受験できるが内定を承諾できるのは1機関のみ。地区共通の説明用で、本文に秋田大学の名前は無い
- 東北地区国立大学法人等職員採用試験 試験案内確認日:2026-09-27 / 令和8年度の第一次試験の試験地(弘前市・盛岡市・仙台市・秋田市・山形市・福島市)と会場(秋田市は秋田大学 一般教育2号館(手形キャンパス))、各機関の第2次試験の案内ページ(秋田大学は国立大学法人等職員採用試験のページ)
- 東北地区国立大学法人等職員採用試験 採用予定者数確認日:2026-09-27 / 令和8年7月30日現在の機関別の採用予定者数。秋田大学は事務3、図書1、技術系小計4、総計8
- 東北地区国立大学法人等職員採用試験 勤務条件・福利厚生確認日:2026-09-27 / 勤務時間(原則1日7時間45分)、事務職員は概ね2〜3年ごとに他の部局へ異動、文部科学省へ研修生として一定期間勤務することも可能。地区共通の説明用で、本文に秋田大学の名前は無い
- 岩手大学 令和3(2021)年度 卒業生 進路先一覧確認日:2026-09-11 / 入れなかった理由。進路先に「国立大学法人 秋田大学」があるが令和3(2021)年度の一覧で、2022年度より前のため数えていない