どの大学の卒業生が愛国学園大学の職員になっているのか
他大学が公表している進路資料では、就職先として愛国学園大学の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
大学が自己点検評価書に書いている職員の出身[3]
愛国学園大学が2023年6月にまとめた大学機関別認証評価の自己点検評価書には、事務職員の出身について次の記述があります。職員紹介ページや職員インタビューは、公式サイトに見当たりません。[3] [1]
- 管理職である男性職員を除き、事務職員は愛国学園大学と、同じ法人が設置する短期大学の卒業生(2023年6月の自己点検評価書)
- 評価書は、卒業生としての経験や意見を教員と共有できていることを、教職協働の強みとして書いている
- 職員の出身学部や前職は、公式サイトに記載なし(2026年9月27日確認)
これは2023年時点の職員構成の説明で、採用の条件として出身大学を求めているわけではありません。事務職員の募集要項は出ていないため、応募資格は公式からは確かめられません。[3] [1]
建学の精神と、大学が大切にしている教職協働
愛国学園大学の建学の精神は、社会人としては豊かな知識と技術とをもって経済的に独立し、家庭人としては美しい情操と強い奉仕心とをもって一家の幸福の源泉となる、健全な精神と身体とをそなえた女性の育成です。校訓は「親切正直」です。[5]
職員の採用ページには、事務職員に求める人物像は書かれていません。代わりに、2023年の自己点検評価書は、大学の特徴を「学生との濃密な意思疎通、教職協働によるコミュニケーションは本学の特徴である。」と書いています。[1] [3]
同じ評価書は、日本人学生、多様な国籍の外国人留学生、障害学生など様々な学生が在籍していることを挙げ、学生の声を丁寧に聞き取り寄り添う修学支援を続けていくとしています。職員を目指すなら、学生一人ひとりに近い距離で関わる働き方になることを前提に考えるのがよさそうです。[3]
人間文化学部の4つの専攻[5]
人間文化学部は、令和3年度の入学生から、日本理解、心理・生活、地域共生、ビジネスの4つの専攻から主専攻を選び、他の専攻を副専攻として学ぶ体制です。地域共生の専攻は、成田・羽田両国際空港の間にある四街道市で外国人居住者が増えている地域の特性を踏まえた学びだと説明されています。[5]
採用の仕組み。教職員採用情報ページに教員と事務職の欄
愛国学園大学は学校法人愛国学園が設置する私立大学で、職員の採用は大学の教職員採用情報ページで案内されています。大学公式サイトの教職員採用情報ページは、大学教員採用情報と大学事務職員採用情報の2つの欄に分かれています。[1]
| 区分 | 内容 | 採用予定日・任期 | 応募締切 |
|---|---|---|---|
| 専任教員(令和9年度) | 准教授又は講師(常勤)1名 | 2027年4月1日 | 2026年11月24日必着 |
| 非常勤講師(令和8年度後期) | 2名 | 2026年9月24日〜2027年3月23日 | 2026年8月24日必着(締切済み) |
| 事務職 | 現在、募集はありません。 | ― | ― |
教員の募集は、修士課程の修了などを求める教員の公募で、卒業見込みの学生が応募する事務職員の募集ではありません。教員の応募書類は、大学の事務局長宛てに郵送する形です。[1]
2023年の自己点検評価書には、2022年4月1日付けで教員2人、職員1人を採用し、採用初日に新規採用教職員研修を行ったと書かれています。職員を採用した年度があることは分かりますが、その職員が新卒だったかどうかや、どのように募集したかは書かれていません。[3]
職員の仕事。事務局長のもとに総務課・学務課・図書館事務室
2023年の自己点検評価書によると、愛国学園大学では事務局長のもとに総務課、学務課、図書館事務室を置いています。担当は大学の事務組織規程で決められていて、評価書はそれぞれの担当を次のように説明しています。[3]
- 総務課:総務全般と会計全般
- 学務課:教務・入試全般と、学生(留学生を含む)全般
- 図書館事務室:図書館業務全般
2023年4月現在の管理運営組織図でも、大学事務局の下に総務課、学務課、附属図書館事務室が並び、教授会の下には総務、教務、学生、広報、留学生在籍管理、国際交流、キャリア支援、FD、ICTなどの委員会があります。[4]
評価書に書かれた、職員が関わる学生支援[3]
評価書は、教務委員会、学生委員会、留学生在籍管理委員会に総務課と学務課の職員が委員として加わり、事務職員が持つ学生の細かな情報を共有していると書いています。職員の仕事は窓口の事務だけでなく、委員会での話し合いにも及びます。[3]
- 履修登録の時期に、必修科目の単位を修得できなかった学生の一覧を渡すだけでなく、該当科目を蛍光ペンで示して注意を促す
- 学務課が半期に2回、外国人留学生の出席不良調査を行い、つまずきを早く見つける
- 学納金の納付状況を丁寧に把握し、分割納付が遅れている学生には委員会と連携して早めに連絡する
- 11月の学園祭(撫子祭)で、職員も学生の出展にあわせて出展する
評価書は、こうした事務職員による丁寧な実情把握、教員との情報共有、教員の学生指導が三位一体となって学生の学修を支えていると書いています。[3]
令和7年度事業報告書に書かれた大学の取り組み[2]
令和7年度事業報告書は、大学の基本方針として、持続的な学生の確保と大学単独での財政的基盤の安定が喫緊かつ最も大きな課題だと書いています。そのうえで、総合型選抜の改善、外国人留学生向けの多国語ページの開設、TikTokでの動画配信、カリキュラムの改編、留学生の入学前学習、学校法人愛国学園修学支援制度の運用などに取り組んだと報告しています。[2]
老朽化が進む大学1号館と2号館について、要望をアンケートで把握し、計画的な整備を行ったことも書かれています。職員数の少ない大学なので、入試・広報・学生支援・施設のどの取り組みにも、事務局の職員が関わることになります。[2]
応募できる条件と待遇。事務職は公式に記載なし
大学事務職の募集が出ていないため、応募資格、初任給、勤務時間、休日、採用予定数は、2026年9月27日時点で公式サイトに書かれていません。教員の募集欄にある給与や勤務時間は教員向けの条件なので、事務職員の条件として読むことはできません。[1]
一方で、職員が入ってからの研修については、2023年の自己点検評価書に次のように書かれています。[3]
| 研修 | 内容 |
|---|---|
| 新規採用教職員研修 | 採用初日に、職務を円滑に進めるための研修(2022年4月1日採用の教員2人・職員1人が対象) |
| 職員対象の研修(懇談) | 事務局長、総務課長、学務課長と職員が、業務の効率化や資質能力の向上などについて意見交換。2022年10月と2023年3月に実施 |
| FDワークショップ | 教員・職員が参加し、大学の諸課題について4回開催 |
| 学外研修 | 国や関係団体などが主催する26件の研修に、教職員が延べ69人参加 |
| 授業の聴講 | 学長裁定により、職員に大学の授業科目を聴講させることができる |
評価書は、小規模大学のため学内での研修を頻繁に開くことは難しく、外部の研修会へ積極的に参加していくとしています。[3]
募集の時期。いまは大学事務職の募集なし
2026年9月27日時点で、愛国学園大学の大学事務職の募集は出ていません。教職員採用情報ページの表示は「現在、募集はありません。」です。[1]
同じページの専任教員の募集は2026年11月24日必着で、2027年4月1日採用予定です。これは教員の募集なので、事務職員の募集時期の目安にはなりません。過去の事務職員の募集の時期は公式サイトに残っていないため、次の募集がいつ出るかは推測で書きません。[1]
教職員採用情報ページは、大学公式サイトのトップページからたどれます。事務職の欄の表示が変わっていないかを定期的に確かめるのが確実です。[1]
公開されている数字。本務職員10人の小さな大学
数字は、学校法人愛国学園と愛国学園大学が公式に出しているものだけを並べます。[2] [6] [3]
| 項目 | 数字 | 時点 |
|---|---|---|
| 本務の職員 | 10人(非常勤の職員1人) | 2025年5月1日 |
| 専任職員(男女別) | 10人(男3人、女7人)、時間雇用1人 | 2023年5月1日 |
| 専任教員 | 18人 | 2026年5月1日 |
| 非常勤教員 | 7人 | 2026年5月1日 |
| 在籍学生(人間文化学部) | 53人 | 2026年5月1日 |
| 入学定員・収容定員 | 100人・400人 | 2025年5月1日 |
| 卒業生の就職率 | 67% | 令和7年度事業報告書 |
| 人間文化学部の開学 | 1998年(平成10年)4月 | ― |
| 学園の創立 | 1938年(昭和13年) | ― |
2023年と2025年の5月1日時点で、本務の職員はどちらも10人です。職員数が少ないため、一人ひとりが担当する範囲は広くなると考えられます。[3] [2]
学校法人愛国学園は、愛国学園大学のほかに、愛国学園短期大学、愛国中学校・愛国高等学校、愛国学園大学附属龍ケ崎高等学校、愛国学園大学附属四街道高等学校、愛国学園保育専門学校を設置しています。四街道高等学校は大学と同じ千葉県四街道市にあります。[2]
30日でやること。次の募集に備える
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例です。[1]
- 1〜3日目:愛国学園大学の教職員採用情報ページをブックマークし、大学事務職採用情報の欄の表示が変わっていないか定期的に確かめる
- 4〜10日目:建学の精神と校訓「親切正直」を読み、女性の自立を掲げる大学であることを自分の言葉で説明できるようにする
- 11〜17日目:自己点検評価書の教職協働の記述を読み、学生に近い距離で支える仕事の中で、自分の経験が生きる場面を書き出す
- 18〜24日目:令和7年度事業報告書を読み、学生募集・留学生支援・カリキュラム改編の中から、関わりたい取り組みを選ぶ
- 25〜30日目:総務課・学務課・図書館事務室の担当を踏まえ、少人数の事務局で幅広い業務を担う働き方を志望動機にどうつなげるかを考える
志望動機も、公式に書かれている事実から組み立てます。学生との濃密な意思疎通と教職協働を特徴に掲げていること、多様な国籍の留学生や障害学生を含む学生一人ひとりに寄り添う支援を続けるとしていること、学生の確保と財政基盤の安定を最大の課題としていること。これらに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[3] [2]
採用の条件・日程・待遇は年度や募集ごとに変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 愛国学園大学 教職員採用情報確認日:2026-09-27 / 大学教員採用情報(令和9年度専任教員、令和8年度後期非常勤講師)と、大学事務職採用情報の表示「現在、募集はありません。」(2026年9月27日確認)
- 学校法人愛国学園 令和7年度(2025年度)事業報告書確認日:2026-09-27 / 沿革、組織図、学校別の定員・在籍数と教職員数(2025年5月1日現在)、愛国学園大学の基本方針と令和7年度の取り組み、就職率
- 愛国学園大学 令和5年度 大学機関別認証評価 自己点検評価書(令和5年6月)確認日:2026-09-27 / 職員数(2023年5月1日現在)、事務職員の出身、教職協働による学修支援、事務局の体制、職員の研修(2022年度)
- 愛国学園大学 管理運営組織図(2023年4月現在)確認日:2026-09-27 / 大学事務局(総務課・学務課・附属図書館事務室)と各委員会
- 愛国学園大学 教育方針および沿革確認日:2026-09-27 / 建学の精神、校訓、人間文化学部の4専攻
- 愛国学園大学 組織図確認日:2026-09-27 / 専任教員数、専任教員と非常勤教員の比率、在籍学生数(2026年5月1日現在)