どの大学の卒業生が愛知県立大学の職員になっているのか

他大学が公表している進路資料では、就職先として愛知県立大学(愛知県公立大学法人)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌‌​​​​‌‌​‌‌​‌​‌‌​​​‌‌‌‌​‌​‌​​‌‌‌​​‌​​‌‌​‌​​​​‌‌‌‌‌​‌‌​​​‌​‌​‌​‌‌

法人が公表している職員の情報[4]

愛知県公立大学法人は、職員の出身大学や職員紹介を公表していません。第三期中期目標期間における業務実績報告書(2025年6月)には、次の人数が載っています。[4]

  • 職員(法人事務局):200名(教職員数の欄より)
  • 法人固有の職員(プロパー職員)の現員数:87人(2025年3月末時点、育休・休職者除く)
  • そのうち、海外派遣や他機関への派遣研修の経験者:19人(21.8%)
[4]

今出ていることと、法人が掲げていること

愛知県公立大学法人の採用情報のページは、教員採用情報、職員採用情報、契約職員採用情報の3つの欄に分かれています。2026年9月27日時点の表示は次のとおりです。[1]

愛知県公立大学法人 採用情報の表示(2026年9月27日時点)
欄表示
教員採用情報愛知県立大学の専任教員の公募、愛知県立高等専門学校の教員公募など
職員採用情報現在、募集はありません。
契約職員採用情報2026年12月採用の愛知県立大学 月給契約職員(実習指導員)、令和9(2027)年4月採用の法人契約職員(芸術大学・専門職・キャリア支援)
[1]

理事長が書いていること[2]

法人概要の理事長挨拶によると、愛知県公立大学法人は平成19(2007)年4月に設立され、それまで愛知県が直接運営していた3つの大学の運営を委ねられました。平成21(2009)年4月に愛知県立大学と愛知県立看護大学を統合し、現在は2つの大学を運営しています。[2]

令和7(2025)年4月からの第四期中期計画では、愛知県立大学と愛知県立芸術大学が連携する取組や起業家教育、スタートアップ支援などを進めると書かれています。産業界や愛知県をはじめとする自治体とも連携して、両大学の魅力を高めるとしています。[2]

採用の仕組み。愛知県公立大学法人が2つの大学の職員を一括で採用

愛知県立大学と愛知県立芸術大学の職員は、どちらも愛知県公立大学法人の職員です。採用情報は、法人のサイトの1つのページに、2つの大学の分がまとめて載っています。[1] [2]

法人が書いている職員の育成[4]

第三期の業務実績報告書によると、法人は法人事務職員人材育成方針に基づいて、新規採用職員研修、階層別研修(主事・中堅職員、係長、部・課長)、専門研修(メンタルヘルス研修、問題解決講座)、特定業務研修(研究支援特別研修)を実施しました。全教職員を対象とした全学SD研修も毎年度行っています。[4]

他機関への職員派遣の実績(2015年度から2024年度までの合計)は、名古屋大学4名、その他7名です。短期海外研修の実績は同じ期間の合計で15名でした。2024年度からは、職員が国内外で研修・視察等に参加する際の補助制度も始めています。[4]

第四期中期計画の指標[5]

愛知県公立大学法人第四期中期計画(2025年4月1日~2031年3月31日)は、人材の確保・育成の指標として、長期的な人材育成に向け、第四期終了時点までに正規職員の割合を65%以上とすることを掲げています。県派遣職員を除いた教職員の管理職のうち、女性の比率を40%以上とする指標もあります。[5]

職員が支える2つの大学

第三期の業務実績報告書の法人の概要によると、2つの大学の学部・研究科は次のとおりです。[4]

  • 愛知県立大学(学部):外国語学部、日本文化学部、教育福祉学部、看護学部、情報科学部
  • 愛知県立大学(研究科):国際文化研究科、人間発達学研究科、看護学研究科、情報科学研究科
  • 愛知県立芸術大学(学部):美術学部、音楽学部
  • 愛知県立芸術大学(研究科):美術研究科、音楽研究科
[4]

全学の組織として、愛知県立大学には入試・学生支援センター、教育支援センター、教養教育センター、学術研究情報センター、地域連携センター、看護実践センターが、愛知県立芸術大学には芸術教育・学生支援センター、社会連携センター、芸術情報センター、芸術資料館があります。職員は、文系・理系・看護・芸術と分野の違う2つの大学を支えることになります。[4]

契約職員の募集で分かる仕事の例(キャリア支援)[3]

令和9(2027)年4月採用の月給契約職員(キャリア支援)の募集要項は、愛知県立芸術大学の学務課学生支援係の仕事として、就職ガイダンスやセミナーの企画立案と実施、学生のキャリア・就職相談、求人企業の開拓、インターンシップの実施などを挙げています。勤務場所には「【変更の範囲】法人の定める場所」とも書かれています。[3]

応募できる条件と待遇

新卒の正規職員の応募資格・待遇は、2026年9月27日時点の公式サイトでは確かめられません。職員採用情報の欄は「現在、募集はありません。」です。[1]

参考として、同じページに出ている契約職員(キャリア支援)の募集要項に書かれた条件を並べます。新卒向けの募集ではありません。[1] [3]

愛知県公立大学法人 月給契約職員(キャリア支援)募集要項の主な条件(新卒向けではない)
項目内容
勤務場所愛知県立芸術大学(愛知県長久手市)
採用人数1名
応募資格令和9(2027)年4月1日から勤務可能、キャリアカウンセラーに類する資格を有する、4年制大学を卒業しパソコン操作に一定の知識がある など
雇用期間令和9(2027)年4月1日から令和10(2028)年3月31日(年度単位で4回まで更新することがある)
勤務時間1週間38時間45分、8時45分~17時30分(休憩1時間を含む)
月額給与276,700円(令和8年4月1日時点)
社会保険雇用保険・厚生年金保険の被保険者、地方公務員等共済組合法(年金を除く)の組合員
受付期間令和8(2026)年9月14日~10月13日必着
[3]

募集の時期。いまの段階

2026年9月27日時点で、愛知県公立大学法人の職員採用情報は「現在、募集はありません。」です。[1]

契約職員採用情報には、2026年9月14日掲載の令和9(2027)年4月採用の契約職員(芸術大学・専門職・キャリア支援)の募集と、2026年9月16日掲載の2026年12月採用の月給契約職員(実習指導員)の募集が出ています。[1]

新卒の正規職員の募集の時期は、公式に書かれていないので、この記事では推測しません。[1]

公開されている数字

  • 職員(法人事務局):200名
  • 教員:愛知県立大学209名、愛知県立芸術大学89名
  • 学生(2024年5月1日現在):愛知県立大学 学部3,252名・大学院221名、愛知県立芸術大学 学部790名・大学院171名
  • 法人固有の職員(プロパー職員)の現員数:87人(2025年3月末時点、育休・休職者除く)
[4]
  • 愛知県公立大学法人の設立:平成19(2007)年4月1日
  • 第四期中期計画の期間:2025年4月1日~2031年3月31日
  • 第四期の指標:正規職員の割合を65%以上、県派遣職員を除いた教職員の管理職のうち女性の比率を40%以上
[2] [4] [5]

法人事務局の職員200名で、2つの大学の学生約4,400名を支えている規模です。法人固有の職員87人は、法人事務局の職員200名の半分に満たない数です。第四期中期計画は、正規職員の割合を65%以上にする指標を掲げています。[4] [5]

30日でやること。募集が出たときに慌てないために

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。

  1. 1〜3日目:愛知県公立大学法人の採用情報のページをブックマークし、職員採用情報の欄の表示を確かめる
  2. 4〜7日目:理事長挨拶を読み、法人が2つの大学の連携や起業家教育に取り組む方針を自分の言葉でまとめる
  3. 8〜14日目:業務実績報告書で、愛知県立大学の5学部と愛知県立芸術大学の2学部、全学のセンターを確かめる
  4. 15〜21日目:第四期中期計画の人材の確保・育成の項目を読み、正規職員の割合を高める方針と研修の仕組みを整理する
  5. 22〜30日目:文系・理系・看護・芸術の学生をどう支えたいかを、自分の経験と結びつけて話せるようにする
[1] [2] [4] [5]

志望動機は、法人が自分で書いていることから組み立てます。たとえば、県が直接運営していた大学の運営を委ねられた公立大学法人であること、分野の違う2つの大学を持ち、その連携を進めていること、法人固有の職員を育てる研修の仕組みがあること。そこに、自分がどんな場面で学生や地域を支えたいかを重ねれば、根拠のある志望動機になります。[2] [4] [5]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 愛知県公立大学法人 採用情報確認日:2026-09-27 / 2026年9月27日時点の表示(職員採用情報は「現在、募集はありません。」、教員採用情報と契約職員採用情報の掲載)
  2. 愛知県公立大学法人 法人概要(理事長挨拶)確認日:2026-09-27 / 法人の設立(平成19年4月)、運営する2つの大学、第四期中期計画の取組、自治体・産業界との連携
  3. 愛知県公立大学法人 愛知県立芸術大学 月給契約職員(キャリア支援)募集要項確認日:2026-09-27 / 契約職員の職種、勤務場所、業務内容、採用人数、応募資格、雇用期間、勤務時間、給与、社会保険、受付期間
  4. 愛知県公立大学法人 第三期中期目標期間における業務実績報告書(2025年6月)確認日:2026-09-27 / 法人の概要(設立年月日、設置大学の学部・研究科・全学組織、学生数、教職員数)、職員の研修と派遣の実績、法人固有職員の現員数
  5. 愛知県公立大学法人 第四期中期計画(2025年4月1日~2031年3月31日)確認日:2026-09-27 / 人材の確保・育成の指標(正規職員の割合、県派遣職員を除いた女性管理職の比率)

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