どの大学から入っているのか。確認できたのは3大学
会社は採用実績校の一覧を公開していません。大学が自分で公表している進路資料をたどって、「アドソル日進」の社名を確認できたのは3大学、4件です。[10] [11] [12] [13] [14] [16]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 対象年度 |
|---|---|---|
| 北九州市立大学 経済学部 経営情報学科 | (北方キャンパス)主な就職先一覧の情報通信業の欄に「アドソル日進株式会社」 | 2025年度(2026年3月卒業・修了生の主な就職先) |
| 北九州市立大学 国際環境工学部 情報システム工学科 | (ひびきのキャンパス)主な就職先一覧の情報通信業の欄に「アドソル日進株式会社」 | 2025年度(2026年3月卒業・修了生の主な就職先) |
| 岩手大学 理工学部 | 理工学部卒業生 進路先一覧の欄に「アドソル日進株式会社」(令和5年度・令和7年度の両方の資料に掲載) | 令和5(2023)年度・令和7(2025)年度 |
| 専修大学(学部の別なし) | 「主な就職先(2025年3月卒業生/2025年3月31日時点判明分)」の情報通信の欄に「アドソル日進」 | 2024年度(2025年3月卒業生・2025年3月31日時点判明分) |
北九州市立大学は経済学部と国際環境工学部の両方に掲載があり、どちらも同じ「2026年3月卒業・修了生の状況」というくくりの中の一覧です。岩手大学は理工学部で、令和5年度と令和7年度の2つの年度の資料に続けて社名が出てきます。専修大学は学部別ではなく大学全体の「主な就職先」一覧に載っていて、どの学部の卒業生かは分かりません。[10] [11] [12] [13] [14] [16]
表に入れなかった大学がある
岩手大学の進路先一覧には、農学部の欄にも「アドソル日進株式会社」の社名がありますが、令和3(2021)年度という単年の掲載で、単年の掲載は2022年度以降のものだけを表に入れる決まりにしているため外しました。金沢工業大学の都道府県別の一覧にも「アドソル日進」の社名と数字がありますが、これは何年分かが書かれていない在籍者数の累計の一覧なので、表には入れていません。同大学には年度別の人数が分かる別の資料(過去3年間の主な就職実績)もありますが、そちらには「アドソル日進」の社名はありませんでした。[15] [17]
会社が学歴・学部について書いていること(引用)
募集要項の学歴の欄には「●大学院修士課程修了者、四年制大学卒業者」「●既卒者可」「●学部学科不問」と書かれています。[1]
採用FAQには同じ内容がもう一度、質問と回答の形で出てきます。「学部に関係なく、応募はできますか。」という質問に対する回答は「はい、出来ます。全学部全学科対象で募集しています。」です。[2]
選考方法についても募集要項に「●筆記試験(適性検査)」「●面接試験(積極性、主体性、協調性、コミュニケーション能力等)」とあり、専門知識を問う試験は書かれていません。採用FAQも「選考には筆記試験はありますか。」という質問に「あります。エントリーシート、適性検査をご提出いただきます。」と答えています。[1] [2]
求める人物像は、募集要項・採用FAQのどちらにも同じ3項目が載っています。「1.Challenge 挑戦する」「過去の習慣や経験にとらわれずに、環境の変化をすばやく察知し、新しいこと難しいこと、失敗を恐れずに自ら行動し、挑戦することが出来る人。」、「2.Effort 努力する」「常に自己を磨き、向上させようとする強い意志を持って、人が見ていないところでも努力を惜しまず、例えばチームの為、後輩の為、組織の為、他人の為に汗をかくことが出来る人。」、「3.Think 考える」「常に相手の立場に立って、顧客(相手)目線で物事を考え、知恵を出すことが大切。何か事を成す時に、考えて、考えて、考え抜いて、想像することが出来る人。」の3つです。学部名や専攻名はどこにも出てきません。[2]
募集要項の求人情報の末尾にある会社コメントにも「●文系、理系を問わず、幅広い分野で活躍できるポテンシャルの高い人財を求めています。」という一文があります。文系・理系の比率や人数までは書かれていませんが、募集要項・採用FAQ・会社コメントの3か所で同じ方向のことが繰り返されています。[1]
募集要項に書かれていること
| 項目 | 募集要項の記載 |
|---|---|
| 募集職種 | ITエンジニア |
| 募集人数 | 募集要項ページでは「80名以上」(2027年4月入社)。採用FAQでは「60名程度を予定しています。」 |
| 学歴 | 大学院修士課程修了者、四年制大学卒業者。既卒者可(採用FAQでは既卒1年以内)。学部学科不問 |
| 提出書類 | エントリーシート(写真添付)、成績証明書、卒業見込証明書、健康診断書(選考には関係しないと明記) |
| 勤務時間 | 9:00~17:45(昼休:12:00~12:45) |
| 休日・休暇 | 完全週休2日制(土・日)、祝日、年間休日126日(2025年度実績)。夏期・年末年始・年次有給・特別・慶弔休暇 |
| 勤務地 | 東京、大阪、愛知、福岡 等 |
| 初任給 | (2026年4月実績・東京地区標準)大学院(修士)300,000円/大学290,000円 |
| 昇給・賞与 | 昇給は年1回(4月)、賞与は年2回 |
| 寮・社宅 | 有。東京の男性は会社所有の物件、東京の女性・関西・九州・名古屋地区は会社が借り上げたマンション |
| 選考の流れ | エントリー→会社説明会(動画配信型・24時間視聴可)→(希望者に)選考案内→筆記試験(適性検査)→面接試験 |
有給休暇について、募集要項は「有給休暇 取得日数 平均13日(2025年度実績)」という取得実績の数字を載せています。一方で採用FAQは「有給休暇はいつから使えますか。」という質問に「入社初日に10日付与されます。研修期間でも利用可能です。」と答えていて、これは付与のタイミングの説明です。取得日数と付与日数という別のことを説明しているので、どちらも矛盾はしていません。[1] [2]
異動については、採用FAQに「異動の頻度はどのくらいですか?」という質問への回答として「定期異動はありません。プロジェクトの進捗状況などによって異動が発生することがあります。」とあります。[2]
どんな会社なのか
募集要項の求人先情報によると、アドソル日進株式会社は1976年3月13日設立、資本金5.7億円(2026年3月末時点)、従業員は連結723名(2026年4月1日現在)、売上高171億円(2026年3月末実績)、東京証券取引所プライム市場に上場している独立系(特定の親会社を持たない)のICT企業です。代表者は代表取締役社長の篠﨑俊明氏です。[1]
事業拠点は本社(東京都港区港南)のほか、関西支社、九州支社、仙台開発センタ、名古屋オフィス、米国サンノゼR&Dセンタ(シリコンバレー、100%子会社)、ベトナムのダナン開発センタです。7つのキーワードのページには「オフィスは、品川・大阪・博多の好立地」として、東京本社はJR品川駅より徒歩10分、関西支社はJR大阪駅より徒歩15分、九州支社はJR博多駅より徒歩10分と書かれています。[1] [6] [7]
事業内容は大きく3つに分かれます。「社会インフラ事業」は電力・ガスといったエネルギー分野から、交通・運輸、公共(防災・ダムなど)、通信・ネットワーク(5G等)まで。「先進インダストリー事業」は次世代自動車や医療機器などものづくりのIoT化、電子決済などの基盤システム。「ソリューション事業」は地図情報・空間情報を使ったGISと、独自のIoTセキュリティ技術を組み合わせたサービスです。主要顧客には東京電力、関西電力、中部電力、九州電力、東京ガス、西部ガスといった電力・ガス会社や、トヨタ自動車、ダイキン工業、三菱電機、富士通、日立製作所、NTTドコモ、野村総合研究所などの名前が挙がっています。[1] [3]
大学名で差がつかない土俵は、この会社では4つある
選考のどこが大学名で動かないのかを、公開情報から特定します。
土俵1:応募条件が「全学部全学科」「学部学科不問」
募集要項の学歴の欄は「●大学院修士課程修了者、四年制大学卒業者」「●既卒者可」「●学部学科不問」の3行で、学部名や専攻名の指定はありません。採用FAQでも「学部に関係なく、応募はできますか。」に「はい、出来ます。全学部全学科対象で募集しています。」と答えています。[1] [2]
土俵2:専門知識を問う筆記試験がなく、適性検査と面接で評価される
選考試験の欄には「●筆記試験(適性検査)」「●面接試験(積極性、主体性、協調性、コミュニケーション能力等)」とあり、プログラミングやIT知識を問う専門試験は書かれていません。求める人物像として挙げられているのも「Challenge 挑戦する」「Effort 努力する」「Think 考える」という人柄・姿勢についての3項目で、専攻や取得単位についての条件はありません。[1] [2]
土俵3:3か月の集合研修と数年のOJTが未経験を前提に組まれている
人財育成のページには、入社1年目の4月〜6月上旬に「【ビジネス入門教育】(約2週間)」「【技術教育】(約6週間) プログラミング基礎、プロジェクト疑似体験、IT展示会視察」とあり、6月中旬から翌年3月末までは「【OJT(オンザジョブトレーニング)】仕事の現場で、業務に必要な知識や技術を習得します」と続きます。さらに「2年次・3年次【OJT】社会人(技術者)として、独り立ちするための実践教育を業務を通じて実施します」ともあります。[4]
この研修が実際にどう機能しているかは、会社が自分で公開している社員インタビュー(社員の声)から読み取れます。これは会社が選んで載せた社員紹介であり、大学が公表した進路資料ではありませんが、卒業年度・大学・学部が明記されているので参考になります。2025年卒・慶應義塾大学商学部の社員は「IT業界に絞って就職活動を行っていました。文系出身でプログラミング未経験だったこともあり、教育制度が充実しているかどうかは選考を受ける上で重要視していました。」と話し、2025年卒・明治大学法学部の社員は「また、同期や先輩方には文系で未経験の出身者も一定数いて、文系出身でも活躍できる職場でもあると感じます。」と書いています。2023年卒・東京大学文学部の社員も「私は未経験からSEとして働くことを目標に就職活動をしていました。」と述べています。[8]
土俵4:資格取得支援制度で、入社後に技術力を追いつける
資格取得支援制度のページには「資格取得支援制度では、公的・民間資格の中から社内で認定資格として設定し、資格取得を支援・推進しています。又、資格取得の為の費用支援として、受験料・交通費を負担するばかりでなく、資格取得の際には副賞として一時金を支給しています。」とあります。採用FAQには「社内認定資格はありますか?」という質問に「約230の認定資格があります。教育担当が毎年見直しをしています。」という回答もあります。[5] [2]
2024年卒・上智大学文学部の社員は社員の声で「文系大学生だったため、内定時点ではIT系の資格は1つも持っていませんでした。そのため現在取得に向けて勉強しています。」と話しています。入社時点で資格を持っていないことが前提になっている会社であることが分かります。[8]
公開されている数字
| 項目 | 数字と出典年 |
|---|---|
| 従業員数(連結) | 723名(2026年4月1日現在) |
| 資本金 | 5.7億円(2026年3月末時点) |
| 売上高 | 171億円(2026年3月末実績) |
| 新卒採用者数 | 2024年 38名/2025年 49名/2026年 73名 |
| 新卒離職者数 | 2024年 4名/2025年 0名/2026年 0名 |
| 平均年齢 | 39.5歳(2025年度) |
| 社内認定資格数 | 約230 |
| PMP資格保有率 | プロジェクトリーダクラス以上の社員のうち41% |
| 年間休日 | 126日(2025年度実績) |
| 有給休暇取得日数 | 平均13日(2025年度実績) |
新卒採用者数と離職者数の表は、募集要項に「雇用促進法明示項目 新卒採用者数及び離職者数」として載っているものです。2024年に入社した38名のうち4名が辞め、2025年に入社した49名は今のところ離職者0名、2026年に入社した73名も離職者0名となっています。[1]
平均年齢39.5歳、社内認定資格約230、PMP資格保有率41%(プロジェクトリーダクラス以上)は、いずれも会社の採用ページに載っている数字です。PMP資格保有率について、資格取得支援制度のページは「業界トップクラスの取得率を誇っています。」と書いています。[2] [5]
今週やること
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1日目:募集要項と採用FAQの両方を開き、募集人数や既卒の範囲の書き方が違う点を確認する。応募先の採用サイトでの最新情報も確認する
- 2日目:「学部学科不問」「全学部全学科」の記載を確認し、自分の学部で応募できることを確かめる
- 3日目:社員の声から、自分と近い出身学部・文系未経験の先輩を2〜3人選んで読み、入社理由と研修の感想を自分の言葉で要約する
- 4日目:事業紹介(社会インフラ事業/先進インダストリー事業/ソリューション事業)を読み、関心のある分野を1つ選ぶ
- 5〜7日目:求める人物像(Challenge・Effort・Think)の3つに、自分の経験を1つずつ当てはめて言語化する
- 8〜10日目:ITパスポートなど基本的な資格の参考書を1冊買い、最初の章を読む。入社後も資格取得支援制度が使えることを踏まえ、今のうちに触れておく
- 11〜14日目:大学のキャリアセンターにこの会社の求人記録があるか聞き、募集要項に書かれた応募方法(エントリー)で申し込む
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、アドソル日進の公式サイトと各大学の公式サイトで確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の募集要項を確認してください。自分の学部からどう話を組み立てるかで迷ったときは、逆転就活塾の無料相談で一緒に整理することもできます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- アドソル日進 新卒採用 募集要項(2027年4月入社)確認日:2026-09-11 / 募集職種、募集人数「80名以上」、学歴(学部学科不問・既卒者可)、提出書類、初任給、諸手当、昇給、賞与、勤務地、勤務時間、休日・休暇、雇用促進法明示項目(新卒採用者数・新卒離職者数)、有給休暇取得日数、研修内容、会社概要(設立・資本金・従業員・売上高・上場・代表者・事業拠点・事業内容・主要顧客)
- アドソル日進 採用FAQ確認日:2026-09-11 / 募集人数「60名程度」、学部に関係なく応募できること(全学部全学科)、応募条件(既卒1年以内も対象)、求める人物像、選考の筆記試験、休日・有給休暇、勤務地、寮・社宅、異動の頻度、社内認定資格数(約230)、平均年齢(39.5歳)。エントリー先リンクは career-cloud.asia/28/… でマイナビ2028と案内
- アドソル日進 事業紹介(FIELD)確認日:2026-09-11 / 社会インフラ事業・先進インダストリー事業の内容、AI研究所、大学との共同研究(東京大学・慶應義塾大学・早稲田大学・立命館大学)、グローバルな開発体制
- アドソル日進 人財育成(STEP UP)確認日:2026-09-11 / 新入社員教育の体系(入社前教育、ビジネス入門教育、技術教育、OJT、OJTフォローアップ研修)、海外留学・海外研修制度、英会話教室
- アドソル日進 資格取得支援制度確認日:2026-09-11 / 資格取得支援制度の内容、PMP資格保有率41%(プロジェクトリーダクラス以上)、技術力向上のための取得推奨資格、e-ラーニング
- アドソル日進 7つのキーワード確認日:2026-09-11 / 独立系ICT企業であること、事業内容、オフィスの立地(品川・大阪・博多)、グローバル開発拠点、社風
- アドソル日進 グローバル確認日:2026-09-11 / ベトナム ダナン開発センタ、米国 サンノゼR&Dセンタの所在地
- アドソル日進 社員の声確認日:2026-09-11 / 2021〜2025年卒の社員インタビュー(卒業大学・学部つき)。就職活動の経緯、入社理由、会社・部署の雰囲気、成長を感じたエピソード、学生時代にやっておくべきこと
- アドソル日進 2027年度 新卒採用スタートのお知らせ確認日:2026-09-11 / 2027年4月入社の新卒採用開始(2026年3月1日)、募集人数「80名以上」、職種「技術職(ITエンジニア)」、勤務地
- 北九州市立大学(北方キャンパス)主な就職先一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / 経済学部 経営情報学科の情報通信業の欄に「アドソル日進株式会社」
- 北九州市立大学(ひびきのキャンパス)主な就職先一覧(PDF)確認日:2026-09-11 / 国際環境工学部 情報システム工学科の情報通信業の欄に「アドソル日進株式会社」
- 北九州市立大学 卒業生就職状況(キャリアセンター)確認日:2026-09-11 / 年度の確認用。「2026年3月卒業生の状況」の見出しの下に(北方キャンパス)・(ひびきのキャンパス)の主な就職先一覧へのリンク。年度が2026年3月卒業(2025年度)であることの根拠
- 岩手大学 令和7(2025)年度 理工学部卒業生 進路先一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / 理工学部卒業生 進路先一覧の欄に「アドソル日進株式会社」
- 岩手大学 令和5(2023)年度 理工学部卒業生 進路先一覧(PDF)確認日:2026-09-10 / 理工学部卒業生 進路先一覧の欄に「アドソル日進株式会社」
- 岩手大学 令和3(2021)年度 農学部卒業生 進路先一覧(PDF)確認日:2026-09-11 / 農学部卒業生 進路先一覧の欄に「アドソル日進株式会社」。令和3(2021)年度の単年のため節1の表に入れなかった理由の出典
- 専修大学 主な就職先(2025年3月卒業生/2025年3月31日時点判明分)(PDF)確認日:2026-09-11 / 大学全体の「主な就職先」一覧(学部別ではない)の情報通信の欄に「アドソル日進」
- 金沢工業大学 進路データ 都道府県別 主な就職先(PDF)確認日:2026-09-10 / 都道府県別の企業名と数字の一覧に「アドソル日進」。何年分かの記載がない在籍者数の一覧のため節1の表に入れなかった理由の出典