文学部94.5%は就職希望者185人が分母
| 学科 | 卒業者 | 進学者 | 就職希望者 | 就職者 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国際言語・文化 | 79 | 1 | 58 | 53 | 91.4% |
| 史学・文化財 | 94 | 6 | 72 | 67 | 93.1% |
| 人間関係 | 68 | 9 | 55 | 55 | 100.0% |
| 文学部計 | 241 | 16 | 185 | 175 | 94.5% |
表は大学公表PDFの値で、卒業者数だけ留学生を含みます。就職実績のWebページは日本人卒業生を示し、国際言語・文化72人、史学・文化財93人、人間関係68人となっています。集計対象が違うため、卒業者数を一部だけ入れ替えて率を計算し直さないでください。就職率は就職者を就職希望者で割った値です。[1] [2]
進学を選ぶ学生もおり、率だけで学科の優劣は決められません。100.0%も希望職種への採用保証ではありません。自分の進路を考えるときは、学科の就職先や進学先と、資格・試験などの準備を合わせて確認します。
国際言語・文化学科:言語や表現の経験を、相手に伝える仕事へ
学科には日本語・日本文学、英語・英米文学、芸術表現のコースがあり、文学・言語に加えてマンガ、映像・アニメーション、デザインなどの表現分野も案内されています。自分が履修した分野で、読む、調べる、表現する過程のどこに工夫があったかを振り返りましょう。[3]
2025年度の主な就職先には全日本空輸株式会社、株式会社豊和銀行、DHLグローバルフォワーディングジャパン株式会社、株式会社図書館流通センターなどが掲載されています。ただし入社職種までは示されていないため、航空会社への就職を客室乗務員の実績と決めたり、企業名から本人の仕事内容を推測したりしないでください。[2]
自己PRでは「英語が好き」「作品を作った」だけでなく、読み手や視聴者に合わせて説明を変えた場面を取り出します。原文の意味を確かめた方法、伝わりにくい構成を直した理由、講評を受けて改善した箇所などを、自分の資料から選んでください。留学やコンテストの大きな実績がなくても、実際の学修を説明する準備はできます。
史学・文化財学科:専門職と一般企業の準備を分ける
学科は世界史、日本史・アーカイブズ、考古学・文化財科学のコースを設けています。文化財の保存修復や保存科学も学修領域に含まれ、歴史を読むだけでなく資料を扱う視点があることが特徴です。[3]
2025年度には佐賀県・日田市・木城町の文化財専門職、下関市役所の学芸員などが主な就職先に掲載されています。企業では日本郵便株式会社、大分バス株式会社、佐伯重工業株式会社等が確認できます。同じ公式ページにある大学院の学芸員実績とは別の、学部の実績を見ています。[2]
文化財専門職や学芸員を希望する場合は、募集する自治体・機関の受験資格と試験内容を確認します。学科に所属していればどの専門職にも応募できるとは限りません。民間企業も検討するなら、史料の出所や条件を確かめた経験を、情報を扱う際の正確さとして説明できるか考えます。
例えば複数の資料に違いがあったとき、書かれた時期や目的を確認して解釈を修正した経験は話の題材になります。これは編集部の振り返り例で、特定の卒業生の成功談ではありません。学んだ時代や地域を知らない相手にも、調べた目的と自分の判断が分かる説明を用意しましょう。
人間関係学科:支援分野と企業の役割を比較する
人間関係学科には心理、社会福祉、教育・生涯スポーツの領域があります。心理の知識を学ぶことと、資格を得て特定の専門職として働くことは別なので、希望する職種に必要な履修や受験条件は個別に確認してください。[3]
2025年度の主な就職先には社会福祉法人大分県社会福祉事業団、社会福祉法人萌葱の郷、株式会社大分銀行、三菱電機プラントエンジニアリング株式会社などが掲載されています。大学院文学研究科臨床心理学専攻への進学も案内されています。病院や福祉法人への就職も、職種の記載がなければ資格職への採用と断定できません。[2]
仕事を選ぶときは、直接支援をしたいのか、組織運営や商品・サービスを通じて人を支えたいのかを分けます。授業や実習を振り返る場合は、相手の話をどう受け止め、どの情報を確認し、自分の考えをどう修正したかを整理します。実習で知った個人が特定される情報を、ESや面接の具体例として出さないようにしてください。
「専門を活かす」の意味を、日々の仕事まで具体化する
専門名と会社名が一致しなくても、学びを説明できる場面はあります。大切なのは、同じテーマを扱う仕事をしたいのか、調査・分析・表現・対話といった過程を活かしたいのかを区別することです。前者を優先するなら募集の範囲や資格を調べ、後者なら仕事の中でどんな行動が必要かを確認します。
| 比較項目 | 書き出す内容 |
|---|---|
| 関心 | 自分が扱いたい人・情報・地域・作品は何か |
| 業務 | 新卒が最初に担当する仕事は何か |
| 条件 | 勤務地、勤務時間、資格、研修をどう考えるか |
| 準備 | 作品、専門試験、適性検査、ESのどれが必要か |
資格取得や大学院進学を迷っている人は、進むことで何を学びたいか、希望する仕事に必要かを相談しましょう。就職への不安だけで進学を選ぶ前に、研究内容と費用・期間、修了後の進路を別々に確かめることが必要です。
所属学科の経験を一つ持って、就職相談へ進む
2026年度の大学の予定には、就活サポートWEEK、面接やグループディスカッション対策、4年生の就職相談会、低学年の就職お悩み相談会などがあります。対象学年と内容を確認し、日程は掲示板等の最新告知で確かめてください。予定は変更・中止になる場合があります。[4]
相談には、気になる募集要項と、授業・ゼミ・制作・実習の経験一つを持参します。学科名だけで「向いている仕事」を決めてもらうのでなく、「この経験をどう説明すると伝わるか」「専門職と一般企業を並行する場合の準備は何か」と聞くと、次の行動が決まりやすくなります。
まず一週間で、所属学科の就職先から三つの仕事を調べ、自己PRの材料を一つ書き出しましょう。自分が納得できる仕事内容や働く条件を整理し、大学名への不安を応募と振り返りの行動へ変えていってください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 別府大学:令和7年度卒業生の進路状況確認日:2026-09-10 / 文学部・3学科別人数、卒業者のみ留学生含む
- 別府大学:就職実績確認日:2026-09-10 / 2025年度の各学科主な就職先、日本人卒業生表
- 別府大学:文学部確認日:2026-09-10 / 3学科・各コースや領域の内容
- 別府大学:就職ガイダンス確認日:2026-09-10 / 2026年度予定と対象学年