法律学科と現代社会法学科の実績を分けて見る
2025年度の公式表では、法律学科の卒業者170人、就職希望者149人に対して就職者145人です。現代社会法学科は卒業者117人、希望者112人に対して就職者108人。ここでの希望者・就職者は自営業主等を除く区分で、男女別の人数を編集部で合計しています。[1]
| 項目 | 法律学科 | 現代社会法学科 |
|---|---|---|
| 卒業者 | 170人 | 117人 |
| 就職希望者(自営業主等を除く) | 149人 | 112人 |
| 正規の職員・従業員等 | 144人 | 108人 |
| 正規の職員等でない就職者 | 1人 | 0人 |
| 自営業主等 | 0人 | 1人 |
| 就職率② | 97.3% | 96.4% |
| 就職率① | 85.2% | 93.1% |
就職率②は自営業主等を除く希望者を分母にした指標で、就職率①は卒業者から進学者等を除く別の分母を使います。二つの率を混ぜたり、二学科の率を単純平均して「法学部の就職率」を作ったりしないでください。[1]
就職率の差だけで、どちらの学科が有利かは判断できません。進路希望や活動状況を含む個別事情は分からず、公務員試験の合格率や第一志望への内定率を示した表でもないためです。
公務員だけでなく金融・メーカー・鉄道などにも実績
学部サイトの2024年度(2025年3月卒業生)の主要就職先には、名古屋国税局の国税専門官、名古屋高等裁判所の裁判所事務官、岐阜労働局の労働基準監督官、自治体や警察・消防などが掲載されています。[2]
民間企業では、りそな銀行、大垣共立銀行、名古屋銀行、JFEスチール、住友電装、システムリサーチ、JR東海、近畿日本鉄道、ファーストリテイリングなどの掲載例があります。これは2024年度の企業一覧で、前節の2025年度の人数とは年度が異なります。[2]
一覧は学部全体の主要就職先で、法律学科か現代社会法学科かを各企業へ割り当てられる資料ではありません。また、民間企業の掲載名だけでは職種は特定できません。掲載企業への採用が保証されるものでもありません。[2]
| 方向 | 最初に調べること |
|---|---|
| 公務員 | 試験区分、職務内容、受験資格、日程 |
| 民間企業 | 事業、募集職種、勤務地、配属の仕組み |
| 法律専門職を目指す進路 | 必要な資格・試験・教育課程と費用 |
| 団体・支援機関 | 支援対象、業務内容、資格の指定 |
「法学部だから公務員」「民間なら法務部」と決めつける必要はありません。職種を調べたうえで、資料の読み方や立場の違う人の意見を整理した経験を、どんな仕事で生かしたいかを考えていきます。
法律学科は体系、現代社会法学科は課題への関心を入り口に
法律学科は基本科目から発展科目へ学びを積み上げ、総合・公法・ビジネス法のコースを案内しています。公務員や専門職を目指す学びに加え、一般企業で法的素養を生かすことも教育目標に含まれています。[3]
現代社会法学科は、社会の問題に向き合いながら法を横断的に学ぶ構成です。学科サイトでは公共行政、地域の安全・福祉、製造・小売、金融・保険、サービス・通信・不動産、地域づくり、家族・福祉、政治・マスコミ、国際関連の9つの科目群が紹介されています。[4]
履修の相談では自分の入学年度の要項も確認してください。就活で大切なのは科目群の名前を暗記して説明することより、どの問題に関心を持ち、どう考えたかです。進路の名前が付いた科目を履修しただけで、その仕事に採用されるわけではありません。
- 何が争点になっていると考えたか
- 根拠となる資料をどう探したか
- 別の立場から見ると何が問題になるか
- 自分の考えが変わったのはどの部分か
判例・事例の検討を自己PRにする架空例
「授業で事例を検討した際、私は複数の主張の整理を担当しました。当初は結論だけを比べていましたが、前提とする事実の理解が違うと気づきました。そこで事実、根拠、主張を分けた表を作り、意見が分かれる点を明確にしました。発表では反対の立場からの疑問にも答えられるように準備しました。」
これは文章構成のための架空例で、愛知学院大学の授業の実話や内定事例ではありません。扱った事例、自分の担当、実際の資料に置き換えます。授業内の検討を、現実の紛争を解決した実績として書いてはいけません。
面接では法律の詳しい解説を続けるより、何を工夫したかを専門外の人にも伝わる言葉にします。「論理的思考力があります」という結論だけでなく、根拠と意見をどう分けたかを話すと、自分の行動を示せます。
| 問い | 準備すること |
|---|---|
| なぜその整理が必要だったか | 話し合いが進まなかった理由 |
| あなた自身がしたことは何か | 他のメンバーとの役割の区別 |
| 反対意見にどう対応したか | 確認した資料、修正した説明 |
| 仕事でどう生かしたいか | 応募先の業務で情報を整理する場面 |
公務員と民間の併願は、共通準備と個別準備を分ける
両学科の紹介では「キャリアデザインと法学」やインターンシップ、公務員試験に向けたエクステンションセンターの講座が案内されています。受講時期・対象・開講状況は最新案内で確認し、志望先の募集日程から準備を組み立てましょう。[3] [4]
授業や活動の経験を整理する作業は併願でも活用できます。一方で、試験科目、書類の質問、面接で説明する仕事内容への理解は応募先ごとに違います。公務員向けの志望理由を、そのまま企業名だけ変えて使わないでください。
- 公務員は試験区分ごとの申込期限と選考内容を記録する
- 民間企業も書類・適性検査・面接の期限を同じ予定表に入れる
- 経験整理は共通の土台として作り、仕事への関心は応募先別に書く
- 試験結果が出るまで他の応募を全部止めるかどうかは、期限と負担を見て決める
資格の勉強をしている人は、応募に必須なのか、歓迎条件なのか、学習の一環なのかも分けましょう。未取得の資格を取得済みと書かず、学習中であれば何をどこまで学んだかを説明します。
大学名への不安より、確認できる条件と書類を整える
AGUキャリアナビでは求人検索、個人面談・講座予約、先輩の活動体験記などが案内されています。3年次から必要な進路希望登録を確認し、併願する場合は両方の予定と書類を持って相談すると、調整すべき点が見えやすくなります。[5]
大学名で不利になるのではと感じても、学部の実績だけでは個別企業の選考方法を断定できません。募集要項の条件、仕事への理解、自分の経験の説明に分け、手を付けられるものを進めましょう。
- 気になる進路を公務員・民間・専門職に分ける
- 候補ごとに現在の条件と期限を確認する
- 授業やゼミで考えを修正した経験を短くまとめる
- 大学の面談で、応募先と準備の配分を相談する
逆転就活塾の無料相談でも、法学部の学びを自己PRに変えることや、公務員と民間企業で迷う状況を整理できます。まだ希望が一つに決まっていなくても、候補と不安を言葉にするところから始められます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 愛知学院大学|2025年度 進学・就職者数確認日:2026-09-09 / 法律学科と現代社会法学科を別集計
- 愛知学院大学法学部|2024年度就職実績確認日:2026-09-09 / 2025年3月卒の主要就職先。率の資料とは年度が異なる
- 愛知学院大学法学部|法律学科とは確認日:2026-09-09 / 学科の学びとキャリア支援
- 愛知学院大学法学部|現代社会法学科とは確認日:2026-09-09 / 課題横断型の学びと科目群
- 愛知学院大学|就職活動をこれから始める皆さんへ確認日:2026-09-09 / AGUキャリアナビ、相談と登録